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世代をつなぐ知的インタフェース

< 科研費・基盤研究(A) 採択研究課題(H27~H31)>

高齢社会においてはシニア層の労働力活用が非常に重要です。これまで主要な労働力の源となってきた中年層は人口減少していくため、これまで以上にシニア層の活躍が求められていくことでしょう。また、適度な労働はシニア層に対して生きがいをもたらしうる側面も大事です。今後このような背景下でシニア層の社会参加が実質的に増していったとすると、世代間にまたがるコミュニケーション機会が社会のあらゆる場面において増えていくことが予想されます。そうした社会では、いわゆるジェネレーションギャップなど世代間のコミュニケーションを阻害しかねない場面の適切なサポートが重要であり、そこに情報技術:知的インタフェースの貢献領域が広がっています。私たちは、東京大学の高齢者クラウドと連携して、こうした「世代をつなぐ知的インタフェース」の研究を始めています。

私たちの最初の具体的なフィールドは、遠隔教育です。シニアの自宅と学校をインターネット接続して、シニアに自宅から授業を行ってもらう場面を扱います。この両者をつなぐ知的インタフェースとして、双方向型のテレプレゼンスロボット(下図参照)を開発しています。このロボットは双方間の潜在的なジェネレーションギャップを埋めてスムーズなコミュニケーションを維持する知的機能を有しており、質の高い遠隔教育を提供します。

現在、アクティブなシニアのコミュニティであるSSA:スマートシニアアソシエーションの協力を得て、フィールドテストを実施しています。SSAは、シニア世代の新しい生き方を提唱されている日野原重明先生の「新老人の会」を母体とするコミュニティで、私たちの活動にも多大な活力とアイデアを与えて下さっています。

 

本プロジェクトはまだ新しいプロジェクトですが、学会において随時最新の進捗報告を行っていきます。人工知能学会全国大会では2015年から毎年オーガナイズドセッションを開催しており、今年2016年も開催が決定しています。以下は初年度に発表した論文です。

  • Erina Okamura, Fumihide Tanaka: A Pilot Study about Remote Teaching by Elderly People to Children over a Two-way Telepresence Robot System, Proceedings of the 11th ACM/IEEE International Conference on Human-Robot Interaction (HRI 2016), pp.489-490, Christchurch, New Zealand, March 2016 [free pdf available at ACM DL here, 160KB]
  • 田中 文英: 世代をつなぐ知的インタフェース:幼児教育と高齢者就労の接点を考える. 第29回人工知能学会全国大会,函館,2015年5月. [pdf, 292KB]

 

(2017.10.2 更新)